健康習慣!【知識集め★】【免疫力】
①免疫力とは何ですか?
免疫力とは、細菌やウイルスなどの異物から体を守る仕組みのことを指します。
免疫には以下の2種類があります。
• 自然免疫:生まれながらに備わっている免疫で、異物が侵入するとすぐに抗体を作り攻撃する。
• 獲得免疫:一度体内に侵入した異物を記憶し、再び侵入した際に効果的に排除する。
免疫力が正常に働くことで、感染症の予防、老廃物の処分、がん細胞の除去などが行われ、健康が維持されます。
②免疫力低下でどんな症状になりますか?
免疫力が低下すると、以下のような症状やリスクが発生します。
• 風邪をひきやすくなる
• 細菌やウイルスに感染しやすくなる
• 口内炎ができやすい
• のどが腫れやすい
• 疲れやすく、回復が遅くなる
• 肌荒れしやすい
• 病気やケガの治りが遅くなる
• 抗生物質や予防接種が効きにくくなる
• 高齢者の場合、病気が重症化しやすくなり、※フレイル・サルコペニアのリスクが高まる
※フレイル・サルコペニアとはフレイルとは・・フレイルとは加齢による心身が弱った状態、
サルコペニアとは筋肉量が減少し筋力が低下した状態
③免疫力が下がる原因は何ですか?
免疫力が低下する主な原因は以下の通りです。
1. 加齢(20歳をピークに減少、40代で50%、70代で10%以下に低下)
2. 食生活の偏り(栄養不足や暴飲暴食)
3. ストレス(ストレスホルモンが免疫細胞を抑制)
4. 睡眠不足(免疫細胞の修復が不十分になる)
5. 運動不足(血流が悪化し、免疫細胞の巡回が低下)
6. 喫煙(有害物質が免疫細胞の働きを弱める)
7. 過度の飲酒(免疫機能が抑制される)
8. 病気や薬の影響(糖尿病、自己免疫疾患、免疫抑制薬など)
④免疫力を上げる方法
① 食事
• 腸内環境を整える(発酵食品・食物繊維を摂る)
• タンパク質をしっかり摂取する
• ビタミンA・C・E、亜鉛、セレンなど免疫に関わる栄養を摂る
• 食べ過ぎない(腹八分目を意識)
② 生活習慣
• 良質な睡眠(6~8時間)を確保する
• ストレスを減らす(趣味・会話・笑うこと)
• 適度な運動をする(ウォーキング・ストレッチなど)
• 体温を適正に保つ(湯船に浸かる、温かい飲み物を飲む)
• 規則正しい生活を送る(食事・睡眠・運動のリズムを整える)
③ 予防対策
• ワクチン接種(獲得免疫の補助)
• 禁煙・節酒
• 口腔ケア(歯磨きや歯科検診で口の健康を維持)
⑤免疫力を高める栄養と材料は何ですか?
① タンパク質(免疫細胞の材料)
• 肉類(鶏肉・牛肉・豚肉)
• 魚介類(カツオ・マグロ・イワシ・タラ・サーモン・ホタテ・カキ)
• 卵
• 大豆製品(納豆・豆腐・味噌)
② ビタミンA(粘膜を強化)
• 緑黄色野菜(小松菜・ニラ・にんじん・かぼちゃ・ほうれん草)
• うなぎ・海苔
③ ビタミンC(白血球の働きを強化)
• 野菜(ピーマン・ブロッコリー・キャベツ・じゃがいも)
• 果物(レモン・キウイ・イチゴ・アセロラ)
④ ビタミンE(抗酸化作用・免疫細胞の活性化)
• ナッツ類(アーモンド・ごま)
• アボカド・西洋かぼちゃ・豆乳
⑤ ミネラル(免疫調整)
• 亜鉛(カキ・ホタテ・豚レバー・牛肉)
• セレン(カツオ・イワシ・マグロ・タラ)
⑥ 腸内環境を整える食品
• 発酵食品(納豆・ヨーグルト・キムチ・チーズ・味噌)
• 食物繊維(きのこ・海藻・ごぼう・こんにゃく)
⑥ 【免疫力を高める簡単メニュー】10個
1. 鶏むね肉とブロッコリーの塩レモン炒め(タンパク質+ビタミンC)
2. ほうれん草とアーモンドのごま和え(ビタミンA・E)
3. 納豆キムチご飯(発酵食品+食物繊維
4. かぼちゃと豆乳のポタージュ(ビタミンA・E+タンパク質)
5. カツオのたたきポン酢がけ(セレン・亜鉛+ビタミンC)
6. イワシの塩焼きとにんじんのラペ(セレン+ビタミンA・C)
7. 豚レバーと小松菜の炒め物(亜鉛+ビタミンA・C)
8. ヨーグルトとキウイ・いちごのスムージー(発酵食品+ビタミンC)
9. 西洋かぼちゃとホタテのグラタン(ビタミンE+亜鉛+タンパク質)
10. 味噌汁(豆腐・わかめ・しめじ入り)(発酵食品+食物繊維)
これらのメニューを日常的に取り入れることで、免疫力を高める栄養素をバランスよく摂取できます。